ドイツのハーバード・アーノルドの最新作です。口径は40mm。写真手前のドイツ製圧力調整器は別売りです(1個35,000円)この圧力調整器は、プロパンガスを自動的に最適な圧力に調節します。今までのように推測や経験に基づいて、手探りの作業をする必要がなくなりました。(プロパンタンクに取り付けてある圧力調整器はそのままご使用下さい)このため、アーノルド本体の各種調整ネジ類の調整が全く不要となりました。アーノルドファンにとっては画期的なことです。昔のように調整ネジを操作しないで下さい。工場で出荷前に最適の位置にセットしてあります。写真のモデルは、ジェイソン・ハワードがアーノルドに提案して実現した酸素調整バルブが左上に装着されています。この酸素バルブは、GTTのトリプルミックスバーナーの青色バルブと同様の働きをします。非常に細く、かつパンチ力のある炎を実現しました。このため、米国ではJハワード・モデルとも呼ばれています。微細な炎で長時間作業しても、全く故障しません。炎の性質によってバーバーが過熱する心配がなくなりました。また、小さな径の炎から、大きな径の炎まで、連続的に変化していきます。他社の大型バーナーのように内炎と外炎の間に大きなギャップがある形式ではありません。小さな炎から大きな炎まで連続的に変化するため、作業内容に応じて最適の炎が得られます。アーノルドには、プロパンと酸素以外に、エアーを挿入する装置がついています。エアーを挿入する場合は、エアー用のコンプレッサーが必要となります。しかしエアーは必ずしも使用する必要はありません。エアーを使用すると炎の温度が下がるため、薄物の器を吹く場合にはとても便利です。また、特にクレヨン系などの色ガラスの痛みがすくなく、泡を吹かさずに成形できます。写真のL字型グラファイト・マーバーは別売りです。ブラストシールド社がアーノルド専用に制作した特性マーバーです。(3インチ幅の標準マーバーは15,000円)